第33回東海地区みどりの少年団サマージャンボリー
平成20年7月29日(火)~7月31日(木) 岐阜県不破郡関ヶ原町今須にある関ヶ原青少年自然の家において第33回東海地区みどりの少年団サマージャンボリーが開催され「多良峡もみじ少年団」からも代表2名が参加しました。
サマージャンボリーは、東海三県下のみどりの少年団が、一堂に集い、自然の中で野外活動を通じて、みどりの大切さを学ぶとともに、相互の交流と親睦を図り、規律・協同・奉仕の心を養い、自らの社会を愛する心豊かな少年少女の育成を資することを目的とし、昨年は三重県そして今年は岐阜県で開催されました。
3県で17団体、岐阜県からは7団体が参加(一之瀬みどりの少年団・多良峡もみじ少年団・池田町みどりの少年団・久瀬みどりの少年団・上矢作小みどりの少年団・旭小みどりの少年団・真桑みどりの少年団)しました。
サマージャンボリーの日程は、こちらで見れます。(PDFファイル)
「多良峡もみじ少年団便り 3号」で特集を組んでいます。
第1日目(7月29日)
入所式では、下を向いていた団員にいきなり人の話を聞く時はしっかり前を見て聞くこと、注意事項では、廊下を走らない・走らない・走らないなど厳しく指導されピリピリした雰囲気につつまれました。今時めずらしいくらいの熱血教官って所員で少年団員たちも貴重な経験をしたと感じましたが、私自身久しぶりに規律正しい青年の家の生活に少しだけ不安を感じました。
入所式の後は、開会式です、初めてサマージャンボリーに参加するもみじ少年団の団員は、一体3日間で何をするのか、不安そうに神妙な顔をして並んでいました。
そんな心配をしていたのは、引率者である私だけのようでした。班に分かれての役決め、そして班の旗を作る時には、友達を作ってすっかり溶け込んでいました。やはりこういった機会は非常に大切ですね。
このようなイベントに参加するとテナントがもらえるようで、他の少年団には第何回サマージャンボリーなどと団旗に色々と付けられていました。
昼食の準備風景です。ここでも熱血所員に手を洗う、素早く行動する、などと厳しい指導が言い渡されていました。当初予定されていた郷土料理がなぜか普通の夕食に。。。。。かなり残念でした。
食事のあとは、森林のお話です森林文化アカデミーの原島教授のクイズ形式のお話に皆興味をもって耳を傾けていました。クイズは班の対抗で班の仲間意識をつけ仲良くなるきっかけ作りとして有効でした。
雨が降っていないのに川に水があるのはなぜですか?って問いに上流にダムがあるからですって答えていた子どもがいました。山と川が多く発電用ダムが沢山ある岐阜県ならではの子どもの答えですね。もちろん正解ですが、先生は山の木が水を保水して森がダムの役目をしてるって答えを期待していたんでしょうね。その他小さなスギの苗に目印をつけておいて20年ほどたち目印を見るとそれはどの位置についているでしょうか?って質問ースギは大きくなる時上へ上へと伸びていくため自分の背丈ほどの位置に付けた目印は何十年か後も同じ背の高さのままって答えには、私も初めて知り勉強になりました。
容器に入った動物の3種類の糞を見てその動物を当てるクイズがありました。皆興味津々、答えは「ウサギ・鹿・ムササビ」でした。ムササビの糞は初めてで分からなかったですね。ウサギの糞を日本カモシカとかいのししって間違えている班も結構ありました。
第2日目(7月30日)
朝は7時10分から集いの広場で朝のラジオ体操などがあります。規則正しい生活でおとなしく寝た私は朝5時に目が覚めテレビも新聞も目覚めの珈琲もない生活でこの2時間何をすればいいのか、すごく時間をもてあましてしまいました。幸い通勤時間に聞いているシリコンオーディオを持っていたのでゆっくり、まったりとした時間を過ごすことができました。集いの広場には、鹿の糞が一杯落ちていました。関ヶ原の自然に囲まれた文字通り自然の家ですね。何もありません!
団ごとに集合です。朝から張り切っている子、寝むそうに目を擦ってまだ起ききっていない子、でも自然の家では、朝から厳しい生活が始まるのです。
君が代に合わせて旗掲揚、ここから長い一日が始まります。そしてラジオ体操、さすが子ども達ラジオ体操は元気一杯眠そうな顔してラジオ体操していたのは引率、係員の大人達だったかもしれませんね。
朝食の後は、A班・B班に分かれて体験、我々は、午前中木工教室、ヒノキの木を組み合わせて鉛筆立てを作りました。釘をかなずちで打ったことがない子も多く悪戦苦闘、出来上がりはこんな物です。
午後からは近くの山に出かけての森林作業体験、まずは原島先生によるお話と注意事項です。間伐材で作った木のベンチがなかなか良かったです。暑い午後からの体験でしたが森の中は予想以上に涼しく快適でした。自然の森は良いですね。
森林インストラクターのおじさんによる注意事項です。参加者はみなヘルメットに軍手着用。ひるよけのスプレーを足元にかけ準備万端です。私達の班のインストラクターは、飛騨弁のおじさんで親切に教えてくださいました。
ノコギリを使った間伐体験!女の子かなり手馴れていましたよ。将来有望ですね。
竹へらを使った皮むき。思った以上に綺麗に剥けました。この皮は屋根瓦の下に引いたりして使うそうです。日本家屋は、日本の資源を有効に利用しているエコな家なんですね。
夕食は、森の中でバーベキュー、メニューは飛騨牛の鉄板焼きとヤキソバそしてデザートにすいか、もみじ少年団の二人は友達も出来て楽しそうに過ごしていました。
集いの広場の横には自然のアスレッティク崖のぼりです。私達の子どもの頃はこんな山見つけては駆け上っていました。こういった環境絶対必要ですね。皆楽しそうに泥んこになって遊んでました。こんな遊びが重要なんです。パソコンゲームじゃなくて
少し遊んだあとは、2日のメイン行事キャンプファイヤー岐阜聖徳学園かっぱの会のお兄さんお姉さんによる楽しいひと時です。火の神様が来てキャンプファイヤーに点火!これから楽しいひと時の開幕です。河童の会は将来教員を目指す学生のサークルで子ども達と肌で接し実習するサークルのようですね。ゲームなどで楽しいひと時を過ごすことができました。夕闇のなかのキャンプファイヤーやはり夏の日の思い出はキャンプファイヤーですね。
ダンスやゲームで新しいお友達も出来て皆本当に楽しそうでした。こういった遊びを体験することは子ども達にとって素晴らしい経験になったと感じます。
楽しかったキャンプファイヤーも終わり、キャンドルロードを退場!一日の終わりです。そして宿泊はこんな2段ベット!これが研修するって場所の象徴ですが段々と個人のプライバシーとか重要視されてきて少なくなりましたね。どうも押し込められるって気がして少々気が重くなりますね。集団行動って意味で重要ナのかも知れませんが大人になると夜の効果音が大きい人も複数いてなかなか寝れずヘッドホンで恩が木聞きながらようやくゆっくりできました。
あっという間に3日目、閉校式です。楽しかった時間も厳しかった時間も終わりです。終わってみれば全て良い経験ですね。
最後にヒノキで作られた板に皆のコメントを書き込み3日の記念を残しました。沢山友達できたかな?また次回会えるのを約束して記念撮影!です。
こんな制帽を揃えている少年団もありました。モミジ少年団としてはじめての参加でしたが新しい友達もでき本当に楽しいかった3日間でした。来年は愛知県新城市で開催です。また来年も参加したいですね。最後に団旗の前で記念撮影して終了です。真っ赤なモミジの団旗凄く目立っていました!
多良峡もみじ少年団、始まったばかりだけど長く活動を続けていきましょう。